2022年9月26日に「地方自治体・民間企業におけるRPA導入事例の紹介」と題して、キャップジェミニ株式会社（以下CAP）高橋氏と大山氏にご講演いただきました。

　茨城県庁の自動化の事例・取り組みと某外資系製薬会社の業務発掘に関する取り組みについて紹介頂いた。

　茨城県庁の代表的な事例の1つとして県立高校の旅費処理の自動化についてお話いただいた。本庁のロボットで集約処理を行うことによる効率化だけでなく、利用状況を見ながら活用を促すなどの定着支援を行う取り組みについてお話いただいた。

　某外資系製薬会社では業務の洗い出しだけでなく、業務の可視化・属人化業務の特定、負荷量の可視化によって自動化を通じた業務の効率化・標準化を実現する取り組みについてご紹介頂いた。

　Q&Aセッションでは、公共機関におけるマイナンバーやデジタル技術の活用の指標がないことがRPA×AIの活用を制限してしまっているところがある。本団体を通じてデジタル庁への提言が行っていくことも必要だという議論があった。

　NRACでは、日本社会全体へのDXを推進させるため、様々なノウハウ・困難・経験を共有するだけでなく、今後どのような課題解決や阻害要因を取り除くことで、RPAとAIの社会実装が促進されていくのか今後も検討し、世の中に提言していきたいと思います。

2022年9月26日　開催